2013年11月19日

養蜂についての情報 その7

養蜂の道具について、ご紹介いたします。

今回は、
冬支度(越冬のため)の「道具
についてです。

越冬の準備については、
地域やその年の気候など、いくつかの条件によって、
毎回異なるものなので、一概には言えませんが、
だいたい、その年の年末までには、
全て終えています雪

さて、その冬支度(越冬のため)の「道具」ですが、
弊舎では、「保温板」と「越冬用カバー」というものを
購入して使用しています。
※もちろん、同じ機能を持たせることができれば、
 代用品はいくらでもあります。
 たまに聞く話だけでも、
 「保温板」の代わりに
 発砲スチロールを使ったとか、
 「越冬用カバー」の代わりに
 麻袋を何重にもかぶせたとかふくろ
 色々あります。
 要は、みつばち達が安全に越冬できる環境づくりなのです。

話を本題に戻します猫

◆「保温板
寸法:厚さ約1.5cmほどの木の板で、
   縦横の長さは、巣枠と同じです。
   巣枠と同じように、
   左右の上部から僅かに長い板が出ており、
   巣の中に入れても落ちません。
   ※下の写真の手前の板が「保温板」です。
DSC01112.JPG
機能:巣内の両端に、巣に接するように一枚ずつ入れて、
   巣内の温度変化を防ぎます

全体(斜め前)
DSC01108.JPG

全体(正面)
DSC01109.JPG

全体(側面)
DSC01107.JPG

使い方 手順1
※見やすいように、何も入っていない状態の巣箱で
 ご説明いたします。
DSC01110.JPG
巣内に「保温板」が
両端に1枚ずつ、計2枚入る隙間があるか確認します。
隙間は、だいたい巣枠2枚分あれば充分です。
隙間が無い場合は、空の巣枠を取り除くなどします。
※通常、年末の冬支度に向けて、
 日々の世話をするので、この時点で隙間が無い
 ということはあまりありません。

使い方 手順2
DSC01111.JPG
通常は、上の写真のように、
巣の端にぴったりつけるとういうよりは、
みつばち達の巣枠にぴったりつけるイメージです。
※もちろん、巣が一杯の時は写真のようになりますあせあせ(飛び散る汗)
 ただ、巣箱一杯に何かを入れておくと、
 春に取り出す時に取り出しにくいです(苦笑)

◆「越冬用カバー
DSC01095.JPG
寸法:巣箱を覆うものなので、
   巣箱より一回りほど大きい作りになっています。
DSC01096.JPG
   材質は、トラックの荷物用のカバー(ホロと言ったりします)を
   再利用したものだそうで、触った感じはゴワゴワしており、
   目が詰まっていて丈夫そうです。
DSC01099.JPG
   風だけでなく、雨も防いでくれるようなのですが、
   弊舎では一応、この上に屋根を乗せています。
   ※屋根は普段から、巣箱に乗っているものを乗せています。
機能:巣箱を覆って、巣内の温度変化を防ぎます。

全体(正面)
DSC01102.JPG

全体(側面)
DSC01103.JPG
左上の金色の丸いものは、通気口です。
寒さ対策ですが、みつばち達も息をする生き物ですから、
息を出来なくしては意味がありませんたらーっ(汗)

DSC01105.JPG
巣の入り口部分は、開けておきます。
越冬用カバー」をする前に、
1週間ほど時間をかけながら、
徐々に巣の入り口を狭めていきます。
どれくらい狭めるかですが、元の広さの3分の1とも、
2〜3cmだけ開けておくとも言われており、
判断は各自の経験に任せられていますが、
弊舎では2〜3cmだけ開けておくようにしています。
また、何を巣の入り口に詰めるのかですが、
これも人それぞれで、
多くは粘土や新聞紙を小さくまとめたものが
使われているようです。
粘土は掃除が面倒と聞いたので、
弊舎では、新聞紙を使っています(苦笑)
ちなみに、巣の入り口を調整できる機能が付いた巣箱もあるようですぴかぴか(新しい)

また、次回お会いしましょうるんるん
posted by ブンガクシャ at 15:47| Comment(0) | 養蜂 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月02日

養蜂についての情報 その6

養蜂の道具について、ご紹介いたします。

今回は、
スズメバチ対策の「道具
についてです。

地域にもよりますが、
弊舎の養蜂場所(埼玉の所沢)では、
例年9月の中旬からスズメバチはやって来ます。
※今年は例年よりかなり早く、8月の中旬から現れました。

実は春にも、
越冬したてのスズメバチ(スズメバチは女王蜂のみで越冬します)
がやって来ることがありますが、
こちらは数も少なく、大した被害にはなりません。
※ただし、この時点でスズメバチの女王蜂を捕らえておくと、
 秋の被害を減らすことができます。

本題に戻ります猫
スズメバチ対策の「道具」は、
基本的には、
スズメバチによるみつばち達の全滅の回避を目的として
使用します。
弊舎では、「スズメバチ捕獲器」というものを使っています。

◆「スズメバチ捕獲器
寸法:使用する巣箱の縦横の長さに合あったものを
   使用します。
役割:スズメバチの(みつばち達の)巣への侵入を防ぎ、
   その性質を利用して侵入者を捕獲することを
   目的としています。

全体(正面)
DSC00793.JPG

全体(側面)
DSC00794.JPG

全体(背面)
DSC00795.JPG

取り付け方 手順1
DSC00777.JPG
巣箱正面上部の真ん中辺りに、
フックのようなものをねじ込みます。
※間違っても巣箱のフタには取り付けないでください。
 フタを開けて作業する際に面倒です。
 また、フックはネジ状のものが良いです。
 フックではなく釘でも代用できますが、
 たまに抜けてしまいます。

取り付け方 手順2
DSC00805.JPG
巣箱正面に、左右対称に密着させ、
DSC00804.JPG
スズメバチ捕獲器」につないだ針金を
フックに引っかけて固定します。
※この時、巣箱を地面に置いている場合は良いのですが、
 台の上に置いている場合は、
 「スズメバチ捕獲器」の下にも同じ高さの台を置いておくと、
 スズメバチの捕獲率が上がります。

ここでちょっと、スズメバチの視点で見てみましょう。

正面から飛来したスズメバチが、
DSC00793.JPG
巣を襲った後に、ふと上を見上げると、
DSC00799.JPG
何やら見慣れた穴があいているではありませんかひらめき
※スズメバチの巣の入り口は、
 このような下から入れる形の穴のため、
 スズメバチは似たような穴を
 下から上に昇っていく性質があるそうです。
DSC00798.JPG
というわけで、昇ってみましょうぴかぴか(新しい)
DSC00800.JPG
すると、残念行き止まりですあせあせ(飛び散る汗)
戻ろうにも、入って来た穴は先細りのため、
逆に戻ることができず、
スズメバチを逃がさない、という仕掛けになっておりますひらめき

さて、みつばちの視点も見てみましょう。

巣箱から見た「スズメバチ捕獲器
DSC00797.JPG
下部の横長の溝が、みつばち達の通り道です。
金網が前を塞いでいるように見えますが、
網目の幅はみつばち達には通れて、
スズメバチには通れない大きさです。
※約7mmくらいです。

この他にも、巣から離れた場所に仕掛けるワナとして、
スズメバチをおびき寄せる液体を容器に入れたものや
強力な粘着シートを使ったものなどがありますので、
また機会を見つけて、ご紹介できればと思います。

次回は、冬支度(越冬のため)の道具をご紹介したいと思います。
posted by ブンガクシャ at 18:14| Comment(0) | 養蜂 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月30日

養蜂についての情報 その5

養蜂の道具について、ご紹介いたします。

今回は、
みつばち達が増えてきた時の「道具
についてです。

主に、「隔王板」(かくおうばん)と「継箱」(つぐばこ)というものを使います。

◆「隔王板
寸法:使用する巣箱の縦横の長さに合あったものを
   使用します。
   ※弊舎では、39.5×49.7cmのものを使用しています。
役割:働き蜂と女王蜂の大きさの違い(女王蜂の方が大きい)を
   利用して、女王蜂が「継箱」に上がってきて
   産卵するのを防ぎます。
   これを行わないと、
   「継箱」に入れた巣枠が、
   幼虫とはちみつの両方入った枠になってしまい、
   はちみつを採取する際に
   幼虫を殺さなければならなくなることがあります。

全体(巣箱の上に乗っている網目状の板です)
DSC00783.JPG

使い方
DSC00784.JPG
巣箱の縁に合わせて置き、「継箱」を乗せます。

◆「継箱
寸法:使用する巣箱の縦横の長さに合あったものを
   使用します。
   ※弊舎では、42.6cm×52.8cm×28cmのものを
    使用しています。
    また、弊舎では便宜上、「継箱」に対して
    元々の巣箱の方を「元箱」と呼ぶことがあります。
役割:底板の無い、外枠だけの巣箱といった感じのもので、
   みつばち達が増えてきた時、
   巣箱を拡張するための道具です。
   「元箱」の上に乗せて使います。

使い方(「元箱」の上に乗っている状態)
DSC00785.JPG

中を覗いて見ましょう。
DSC00786.JPG

分かりにくいので「隔王板」を外した状態で中を見てみると、
元箱」と「継箱」の巣枠の枚数が同じであることが分かると
思います。給餌枠は、「継箱」の方に入れます。
DSC00787.JPG
どちらかが多かったり、少なかったりすると、
みつばち達が枚数を合わせようとして、
巣枠のないところに勝手に巣を作りだしてしまいます。
こうなると、作業のたびに巣を破壊しなければならなくなるので、
枚数を揃えることに留意します。
※「継箱」を乗せるタイミングは、
 「元箱」が満杯になったときです。
 例えば、巣枠が8枚の「元箱」であれば、
 「元箱」に4枚を残し、4枚を「継箱」に乗せます。
 ここで両方に新しい巣枠を1枚ずつ追加し、
 給餌枠に給餌して作業を終えます。
 これ以降は、様子を見てみつばち達が増えてきたら、
 作業のたびに各箱1枚ずつ追加していきます
 (一気には増やさない)。
 ちなみに、「継箱」が満杯になるようであれば、
 さらに「継箱」を乗せることもあり、
 その時に乗せる「継箱」には、
 新しい巣枠を満杯に入れておきます
 (給餌枠は新しい「継箱」に移します)。

全体(正面、「継箱」乗せた後)
DSC00790.JPG

全体(側面、「継箱」乗せた後)
DSC00792.JPG

全体(背面、「継箱」乗せた後)
DSC00791.JPG

次回は、スズメバチ対策の道具をご紹介したいと思います。
posted by ブンガクシャ at 15:51| Comment(0) | 養蜂 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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